女優の真矢ミキが3日、都内で行われた江戸川乱歩原作のドラマ「黒蜥蜴」の囲み取材に出席し、本ドラマで初共演を果たした俳優の渡部篤郎を「一言でいうと魅力的な人。厳しさもあり、優しさもあり、全てにおいて両極を持っていて、私を操るのがうまかった」と絶賛した。

【写真】真矢ミキ&渡部篤郎の攻防戦!「黒蜥蜴」

江戸川乱歩の生誕120周年・没後50周年を記念して製作された本ドラマは、世界を股にかける女怪盗・黒蜥蜴(真矢)と明智小五郎(渡部)の攻防戦を現代版にアレンジして描く本格ミステリー。今回明智小五郎は名探偵ではなく、数々の難事件を解決した天才警視副総監として登場する。

黒蜥蜴にふんする真矢は、「撮影期間が約3週間、それこそ黒蜥蜴のようにササーっと過ぎていって、私の体感では5日間くらい。朝の情報番組もやらせていただきながらというのもあるかもしれませんが、濃厚に共演者と走り抜けたという感じですね」と充実感あふれる表情を見せた。

兄の影響で小さい頃から乱歩の本を読んでいたという真矢は、「あの摩訶不思議な世界観を大人になった今読んだら、どんな感じなんだろう? という思いが、このお仕事をいただいた時の入口でした」と述懐。「当時、兄は江戸川乱歩とブルース・リーと(ロックバンドの)KISSに夢中で、その影響をもろに受けて育った私は、結局こんな女になりましたけどね」とおどける一幕もあった。

また、渡部との初共演を振り返った真矢は、「最初、緊張のあまりセリフをとちったんです。そうしたらすごく呆れた顔をされて」と苦笑い。「でも私は、その場で優しくフォローする人よりも、『お前、集中しろよ!』っていうピリッとした空気を流す人の方が好きなんです。そこに渡部さんの計算が入っていたかはわかりませんが、私の操り方が非常にうまかった」と役者としての深さを感じている様子。

さらに、「もしかしたら、敵対している役柄なので、あえて彼はそういう雰囲気を出したのかな? とも思えるし、あるいはいいものって瞬発的に生まれる、感性がぶつかり合った時に生まれると思われているのかな? とも。だから、彼こそ明智小五郎みたいな人だなと。彼はいったい何者だったのか? という印象でしたね」と渡部に興味津々のようだった。

テレビドラマ「黒蜥蜴」は関西テレビ・フジテレビ系にて12月22日21時~23時18分に放送